借りぐらしのアリエッティ

毎度毎度のことなんだけど「ジブリの映画面白いじゃん」って思う。
実際に観るまで『すさまじい酷評しか耳にしない』っていうことが大きな原因のような気がするけど…。
とりあえず「アリエッティ」も同様のプロセス辿ってみてみたら---全然面白かったですよ。


まずさ、物語が破綻してないよね。


「日本やのにアリエッティってなんやねん!?」とか「縮尺がいまいちよくわからんねん!」という細部はさておこう、
接触→交流→難局→別離』という起承転結がはっきし描かれてる。これは全然イイじゃないですか。


これだけでも、破綻しまくりのここ数作とは大きく違うわけだし(←?)。


って実際起こる話は超絶に地味なんですけどね。

でもさ「これってディアスポラの話だよな」と思うと…ほら、俄然深みを増してきませんか、どうですか。

翔くんのとってもうかつな偽善的行動。
それに対してアリエッティの「お前がいらんことしたからウチら家族は今住んでる快適な土地を捨てなあかんようになってもたやないか!!」とブチキレるちょおまwな主張。
そして樹木希林演じるババアの理由なき小人嫌悪。
そんなこんなで〜〜なアリエッティ家。


なんとも面白そうな映画ではないか。


【採点】
コドモの沈黙度100点。
映画始まるまでのざわめきはどこへやら…という沈黙っぷりでした。