ハロウィン

「デビルズリジェクト」で衝撃を受けた結果、ロブ・ゾンビ監督作品2本目観賞。
(デビルズリジェクトはもっかい観てからまとめたい)


一言でいうと『ロブ・ゾンビって何者なんだよ!!』っていう気分です。


辻ジンセイとか桑田ケイスケとか石井なんとかとかみんな謝れ!
ブギーマンに懲らしめられろ!!
ってカンジ。


マヂでこれ、全部自分でコントロールして作ってるんだとしたら(勿論そうでしょうが)ハンパないクオリティだと思います。構成力が素晴らしい。

しかし、ロブ・ゾンビがマヂスゲーのは、パキパキの構成を作り上げるだけで終わって無いところ。もう一歩上の段階にいってるところがスゴい。どういうことかっつうと【第一章:ブギーマン誕生】、このパートのグルーヴ感がハンパない。ロブ・ゾンビのセンスの良さが詰まってる25分。
そして、ストーリー自体もイイ−って、あんましスラッシャー?ホラー?映画観たことないから、もしかしたらよくある展開なのかもしれませんが、ボクは初めてみました −。なんつか、ブギーマン君のことをとっても身近に感じることが出来ますよね(ってオリジナルもそういう作りなんですね)。

というか、基本的にはそのパートが恐ろしく魅力的なのでその後の物語をメチャ牽引してくれてる。

とにかく、ヤング・マイケル・マイヤーズ君がステキすぎます。彼こそ、まさに恐ろしい子。終始、なんともいえんイヤーーーなヴァイブスをビンビン発してくれてます。日本のコドモタレントは彼を見習えよっつう。お前らはコドモじゃねえ!なんでも解ったげな顔してるだけのオトナコドモだ!つまり、お前らはクソみたいなオトナの縮小版なだけだから、存在価値なんて無えんだ!そのキッチュさが醸し出すヤダ味もあるにはありますが、−重複して書いちゃうけど−それはアンファンテリブルじゃないもんね。

…と思わず熱くなってしまうぐらい第一章のヤング・マイケル・マイヤーズ君は素晴らしいのです。結果、成人したブギーマンのカリスマ性が弱く感じちゃうという「もろ刃の剣」感はあるんですけどね…。そこが惜しい。

【採点】
エンドクレジットが流れ始めた時のなんともいえん安堵感、アレなんて言ったらいいんだろうな、しみじみ「イイ映画を観たなー」って思ってしまいました(※)。というわけで、オシャレな映画が好きな方に薦めたい度200点。

(※)って今朝目覚めて解った。エンドクレジットで感じた「安堵感」は「怖い夢」をみて目覚めたときの安堵感と同じなんだな。そう、この映画を観た翌朝、怖い夢をみたわけです。おもわず脳が影響受けてしまうぐらい、イイ緊張感あふれた映画。別段、斬新なゴア描写は無いんだけどね!ここ大事(←書くの忘れてた)