ヒックとドラゴン

〈原作つきの作品に対してストーリー語るのは野暮だな…と思ってたけど、どうやら相当アレンジされてるっぽいね〉


現代日本で主流となってる「セカイ系」っていうアレ。本当に虫唾が走る。狭いコミューンを礼賛するなんてクソだよ、ク ソ 。
そもそも人類つうもんはクロスオーヴァーを好む生き物なんだよ。クロスオーヴァーすることによって色んなモンをつくりだしてきたんだよ。
極論いえば、クロスオーヴァーを否定するっつうことは、生物としての「死」を意味するとさえ思ってるよ。


というわけで「ヒックとドラゴン」。
これは「セカイ系」の対極の話。
抗争を続けてた人間とドラゴンが一歩一歩歩み寄っていく様が良すぎる。


なーんも見えない真っ暗闇ん中に放り込まれたとしても、手さぐりは出来るわけじゃん。ペタペタやってたら扉らしきもん見つけてさ、「あれ?この辺にドアノブあるな?」「右に回したらいいの?それとも左?押すの?引くの?」なんつってたら、じょじょに開いてって、その向こう側から光が指してきたらさ、アガるよねー。


全っっ然関係ない例えだけど、そんなカンジ。


飛行シーンが輝かしいほど素晴らしいのは、そこに至るまでの手さぐり描写が秀逸だからなんだろね。
正直スイーツ感は否めない。でもそれを補って余りある開放感が在るんだよなー。

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あ、そうそう。ビジュアル面のお話書いとくと、個人的には『雲ん中にドデかいもんが居る!』描写がメチャ良かったです。つか、絵作り基本的に素晴らしいので、全然2Dでも楽しめるんじゃないかなーと思ったり。ワタクシ、フツーの映画館の『3D吹き替え』で観たんですけど画面の暗さが気になって気になって。あとやっぱ字幕で観たいね。音の弱さも気になったんだな。オリジナルでみたらどんな印象受けるかなーっていう。


そゆわけで2Dの字幕がベストなんじゃないかなーと思っております。
全然やってないのが腹立って仕方ないんですけど!!
阿呆か!!!


【教訓:1】
女の子をオトすにはキレーな景色をみせんのが一番ダヨネ!

【教訓:2】
リロ&スティッチってDQNがやたらグッズ持ってるアレ?アレの監督?へー」と思ってたオレのバカ!大事なのはコミットすること!今度街中でDQNとすれ違ったら鼻先をそっとなでるところから始めてみます!