making of LOVE

めちゃ面白かったよ!

青春と性をテーマにした「青春Hシリーズ」第2弾。「オトシモノ」「華鬼」など数多くのホラー作品を手がける古澤健が監督と主演を務める。監督のフルサワは、翔太ら数人のスタッフとともに“愛”をテーマにした自主映画を製作することにする。フルサワは撮影中にすれ違った美女ゆかりを起用しようと接近するが、彼女はさまざまな男たちとのかかわりをビデオに記録するという変わった趣味を持っていた(映画.comより)

内容シャットアウトしときたい方は読まないでネ
んで出来ればなんも知らずにみてほしいですネ
それでも尚食指が動かない方がこちら読んで興味持って頂けたら幸いですネ
いやでも書けない、書けないよ。というわけで真っ白&断片的なカンジで宜しく

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あのですね、劇中、翔太のおうちに「REPO MAN」」って書かれたプレート(なの?あれ何?)置いてあったじゃないですか。アレ結構ノイズになってですね「なんなんだ、この小物は」って思ってたわけですよ、そしたらねえ…まさか…


ま さ か の !!!

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こちらの映画、最近流行りのモキュメンタリー作品ですよね。事実をおさめてるわけじゃ…ない…です…よね??まさか…まさか…?
って、まあ、アレですよね、巧妙に、いや巧妙なのか?いや巧妙だろう、ドキュメンタリーテイストで撮ってる映像の中に、じょじょにカメラがめっちゃ映ってたりするようになりますよね。なんっていったらいいんですか、メタ・モキュメンタリーっていうんですかね、その辺も大変面白かったですね。

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ああそうそう、これはtwitterで検索して気付かせて頂いたわけですが、今作ってたしかに「第9地区」とおなじく、途中から映画のテイストが変わる構成なわけですね。ちなみにボクは(ボクも、か)「第9地区」のテイストの変わり具合ってあんましノレなかったんですよ。というかですね、正直な話しますと、「making of LOVE」におけるテイストの変わりっぷりも正直「え…??えええっっ…???」って思ったんですよ。いやアレですよ、ムダに長い一昔前のPV風のデートシーンなんかは最高でしたよ、もっとなんていうかな、二人の物語になってしまった段階で、どうしてもモキュメンタリー的手法が薄まっちゃうわけじゃないですか、ストーリーを推進させざるを得ないから。そうなった時にですね、「あ。ゆうてもモキュメンタリー的手法ってスリリングなんだな。雨ん中ストーキングしてるシーンなんて、うん、ただ単にカメラ持ってストーキングしてるだけなのにめっちゃ興奮したよな。ただそれだけなのにめっちゃ面白かったよな」って再確認しちゃったわけですよ。ええ。ええ。でもね、でもね、それでも最終的には「これは最高傑作だよ!!」って持っていかれちゃったんですよね。「どうりゃあああ!!!」ってカンジで。


それはもうね、いわずもがななんですけど、


古澤健監督演じる古澤健監督の一切ブレることのない見事な下衆っぷりが最高だからですよね!!!!

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いやほんと神々しい下衆っぷりですよね。
いやほんと映画の神が舞い降りてきてると思いますね。


矮小な一市民の常識の範疇で物事の善悪を語ることってアホ臭いわけじゃないですか、神様の前で!!!!


ってレベルの下衆さですよね。


参りました。というわけで2010年最大のセンス・オブ・ワンダー映画。