予習せずに「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」を観ました

アベンジャーズシリーズは「アイアンマン」の1と2をボンヤリ観たことがあるぐらいなんですが、一度こういうパターンで作品に触れるのも面白いのではないかということで、全く予習せずに観にいってきました。なので「そんなの知ってるよ!」と思われることもあるでしょうがご了承下さい。とりあえず、キャプテンアメリカ最高!!ということだけ先に書いておきます。詳しい話はちょっとキャップを意識してみてメモ書きっぽく箇条書きで。

                                                                                                    • -


オープニング、キャップがすんごいイイ姿勢でダッシュしてる時点で悶絶しました。か、可愛すぎる……というか、わずかアレだけでキャップがどういうキャラか分かります……ス、スゴい演出だ……。

アップになったらなったで、パンプアップしまくりのボディに対してお目目が絶妙にショボショボのキャップに釘付け。なんなんですか一体。マジ可愛すぎます。

といって、キャップは可愛いだけではなく、とてもかっこよかったです。とくに銃撃等の攻撃をかわす際の盾の使い方が最高でした。ジツのみを追求したスタイリッシュさとは無縁のあの姿勢。桜庭や金原らUインター勢の亀状態を思い出さずにはおれませんでした。ああいうリアルなカンジとてもイイですね。

しかし。世界観はリアル指向でも、キャップの格好はゆうても星条旗モチーフなわけで、その辺のギャップもあり、正直なところ「キャップちょっとバカの人みたいだなあ」とも思ってしまいました。が。話が進むに連れてそれも真っ当にカッコイイな!と思えてくるし、挙句、なんの思い入れもなかったクラシックスーツをみて「おおおおおおお……!」となってしまいました。それもこれもキャップの包容力によるところでしょう。

そういえば、キャップ、オフの日も背中に盾背負ってるんですね。愚直!最高!

                                                                                                    • -


ブラックウィドウ最高でした。なんなんですか、ブラックウィドウ。超絶に可愛いじゃないですか。顔も身体も全部のパーツがドン!ドン!ドンッ!!ってカンジでたまりません。あまりにもボリューミーなもんだから、アップになると「吹き出物とか大丈夫かなあ…」と少し心配になってしまいました。終始目が離せません。恋です

ブラックウィドウは市街戦んとき、ダッシュで逃げるところが最高でした。なんつーんだろ、手に汗握るとかじゃなくって、スタイリッシュとかじゃなくって、「うわー全力で逃げてるわーwww」といったカンジ。リアルつーのかな。なんつーのかな。恋かな、恋だな。恋のせいでスゲー良くみえたんかな。

というか「ダッシュが素晴らしい映画は本編も素晴らしい」という定義作ってしまいそうな勢いです。恋って怖いですね。

とにかく、ずっとずっとブラックウィドウを愛でていたくなったのですが、それはそれでコッテリしすぎな気もするので、彼女に関しては「もうちょっと食べたいな」「もうちょっとオッパイの谷間を見たいな」ぐらいが丁度いいのかもしれません。いや、でも、許されるならずっとみていたい……!

                                                                                                    • -


悪の組織「ヒドラ」というネーミングって、「ハイルヒトラー→ハイルトラー→ハイトラー→ハイドラ!!バンザーイ!バンザーイ!」なんですね。直球、というか、なんてバッチリな言葉を持ってきたんだと感心しました。
にしても、どんな理由があろうとも権力者が個人の自由を奪って社会を管理しようとするのは「絶対的に悪」ですよね。つーことは、今の日本の総理大臣、あいつ間違いなくハイドラやろ。いや、でもそれはハイドラに失礼かもしれません。だってあいつマジでペラッペラのバカだもん。あんなバカ、ハイドラみたいな誇り高き集団は加入許さんやろな。まあどっちにしても自由を奪おうとする人間なのは間違いないわけですから、キャップ、同盟国のよしみであのバカしめてくんないかな

                                                                                                    • -


「前作やアベンジャーズ見とかないとダメなのかな?」という懸念はありましたが、別に大丈夫じゃないですかね。というか、見といたらより楽しめたかもしれないけど別に大丈夫でしたよ。全然大丈夫。雰囲気で何がどうなっているか大体分かる親切設計になっていますよ。

本作を分岐点として、人生の流れを変えてく登場人物は沢山いるわけですけど、皆が皆、そこに至るまでの前日譚描かれてるわけじゃないですよね?概ねの流れはスミソニアン博物館を利用してすげー要領良く語ってくれてるし、あとは推測ですけど、ファルコンの前日譚とか無いんでしょ?逆にフューリーの前日譚はあるのかな?ま、あろうがなかろうが別にエエやん?ってカンジです。

前作の存在がハードルになっちゃって観るのやめちゃう人がいらっしゃったらそれは勿体無いなあと思いますので、もう一度書いておきます。時間ないんやったら予習とかせんくてイイって!

というか、「過去作を観とかないとダメ」ってのはある種のスノビズムのような気がしますし、それって突き詰めていったら「リュミエール兄弟を観ておかないとダメ」って話になりませんかね。ならないですね。でも、別にさ、そこまで考えんくていいんじゃないですか、娯楽なのに――とは思います。と、昨今の過剰なまでの予習文化に対して警鐘を鳴らしてみました。

                                                                                                    • -


最後に。エンドクレジット中の「to be continued」映像、あれ正直ちょっとマイナスな印象受けました。「より巨大な敵が待っているのだ!」つって言われるとさ、「ええ……じゃあここまでの手に汗握る2時間って全然ショボいレベルの話だったの……?」ってなっちゃうじゃないですか。といいつつ、次も楽しみですけど。これは悩ましいところですね。「エンドロールは見ない」ってのも手だよな。いやでもそれはやっぱ勿体ない気がしますね。うーん悩ましい。